ニューカレへの道⑧〜完結編!

海はキレイかった!!!

どれだけ長くの月日が経っただろう。自分で期限を決めての過去日記、行っきまーす!!!






そんなこんなでホテルを出て、空港へ向かう。
「荷物はこのスーツケース2つですかー」「では機内に持ち込める手荷物を説明しますね」
うんたらかんたら、、、テロ防止の為機内への液体の持込量が厳しくなったとかで、その説明を延々と受けるマイクロバスの中。時刻は午後11時。ほとんど時差が無い中、いつもどおりもう眠い新婦。
その時だ。


あ!!!




って新郎が叫ぶ。眠いのに何よ。
聞けば、
「手荷物一個忘れてきた」


ほんまや!!!


えらいこっちゃ。すぐさま、コンダクターのお兄さんに告げる。
聞けば、ホテルに引き返している時間は微妙なところまで来てしまったらしく、他のホテルから空港への客をピックアップしている同会社のバス何台かに連絡を取ってみたが すでに出発済みとの事。


「二つ方法があります。一つは別便でエアーで追って飛ばしてもらうか、もう一つは船便です。
船便の方が到着まで一週間ほど長くかかりますが、エアーで飛ばすと料金が高額になりますよ」
「うーーん、じゃぁ船便でいいでス」
「中身は何ですか」
「お菓子と、洗濯物・・・。」
「・・・。」


そんなこんなでお願いする。
ところがこのツアコン、仕事が出来そうにない。
だいたいバスの中で他のバスに連絡する時からワタワタしていた。手の甲に電話番号を聞いて書き留めて、あとで見返して読めなくてもう一回連絡先聞いたり。
いるよね、そういう人。
しかし今の私には見知らぬ土地でテンパった人に寛大に全てを任せる懐が無い。


はぁーあ、とため息をつきながらも空港到着。「そういや現地で使えるフリーバスカードは返却してもらう事になっていますので」と言っておきながら、税関へ「お気をつけて」と見送られてしまった。
税関通過後で気づく私達。まぁいいや。




飛行機の出航時間が遅れていた事もあり、待ち時間中ケンカ。
いや、べつに手荷物を置いてきた事や、その責任については全く問題ないのだが、
旅先から普段の生活に戻る際の態度の変わりようにキレた。
現地でのお土産とか食事にはバンバン羽振りがいいのに、普段の私生活でちょっとモノを買いたいなんて言おうものなら顔をしかめるところとか。
金銭的余裕は無いわけではないが、家を建てること考えるとモチロン節約は大事だろうけど、普段の生活に余裕がないと心も苦しくなってくる。
どんどん自分が閉じ込められていく気がして、いやだー!そんなら一緒にいたくない!!!って所まで話が発展したのでした。


結果、その都度話し合いで決めると再確認して、そんな風に思わせてしまう言動を彼が詫びたので鎮火した。が。








あれだな、ハネムーンって絶対ケンカするっての、ホントだな。





ちなみに私の両親は北海道旅行中、まだデジカメなんてない頃のカメラを、タクシーで移動中に母が
「ちゃんと写ってるかなー??」
と、撮りかけのフィルムのカバーを開ける。


そういや母ちゃん天然だった。車内で烈火のごとく怒り出す父(若かりし幸男)。
ネムーナー用貸切タクシーだったので、もう一度見所を回ってもらって写真だけ撮ったそうだ。


それで昔見せてもらった 摩周湖とかアイヌ民族衣装を着た写真はどれもむっつり顔だったのか。




これからハネムーンに出かける予定の皆様、何が起こるかおたのしみに。










そんなこんなで日本到着。深夜1時出発、9時到着。
夜行列車のよう。快適でした。


関空着だったので、こないだ子どもが生まれて結婚式に来れなかった従姉妹の家が大阪にあるので寄っていく。
が。
これまた遠い。関空から枚方は遠い。
学研都市線松井山手から同志社方面で乗り換えて京橋までってどこだろう。放出ってなんて読むんだろう。


しかし苦労のかいあって、着いたら車で送迎、カワイイ従姉妹の子を見つつスシをご馳走になりました。
やーーー、疲れた疲れた。





そして荷物については自宅に10回弱ニューカレから留守電が入り、(「あ、ツアコンのものですけど、また連絡します」という内容)ようやく連絡がつくと、二月初めにその担当の人がバカンスで日本に帰るので、そのときに宅配便で送るとのことで、無事3週間ぶりのご対面。


洗濯物は、一度石鹸で手洗いしただけあって無臭でした。あと乾いてました。
お菓子も一緒に入れた化粧ポーチも無事でした。
ただ、ポーチの中のアラームは、毎朝4時ごろに律儀に鳴っていた様子。(時差が+2時間のため早めに設定)


同封の手紙には、「船便で送る予定で現地で預かった現金より少なくすみましたので返金いたします、が、すみません、今手元に小銭がないので40円差額がありますがご勘弁下さい」と記してあり、
現金がそのまま入っていた。
ちゃんとしたツアー企業のはずの人間から、宅配便で現金到着。
まぁいいや。これ以上のことは望んじゃいけないんだな。


そんな達観した気持ちになったニューカレの旅。これにておしまい!!!